33歳育休中のおっさんの予備試験チャレンジ

あきらめの悪いおっさんの勉強備忘録

速読を身に着ける。

 この1週間は、実務基礎の答練をやった。とりあえず提出できたからよしとしよう。

さて、週明けからは論文の型講座を聞いて、ガシガシ論文を書いていくつもりだが、それにあたって速読も身に着けようと思う。

 一度は挫折したけど、今度はちゃんと本に従ったトレーニングをしよう。

基本書を読むのであれば、速読のスキルは絶対に役に立つ。

 目が疲れるけどがんばってやってみよう。一日十分。

 

大まかなスケジュール

 さて、これまでつらつらと勉強方法や教材について述べてきたが、ここからは大まかなスケジュールを決めたいと思う。大きくは1. インプット期、2. ひたすら論文期、3. 短答論文半々期、4. 短答期、5. 論文全力期の5段階に分ける。

  1. 10/23~12/31(インプット期。論文の型を身につけた後、論証を暗記)
  2. 1/1~3/31(ひたすら論文期。過去問も解き、それなりの答案を書けるようになったら、答練を受ける。)
  3. 4/1~5/31(短答論文半々期。基本は短答の準備だけど、重問を回しながら、論証を忘れていないか想起練習。)
  4. 6/1~7/16(短答全力期。短答式試験
  5. 7/17~9/9(論文全力期。模試等を受けた後に最終チェック。論文式試験

 なお、私は育休中の身であるが、今の会社に戻るつもりはほとんどないので、司法書士試験も並行して受験しようと考えている。もちろん司法書士試験だって簡単な試験ではないし、司法書士試験のメインである不動産登記法商業登記法は予備試験で問われない分野だ。しかし、一日のほとんどの時間を勉強に使える今なら、なんとかなる気もする。だが、本丸はあくまで予備試験であるため、司法書士試験の学習は③期以降に、余裕があったら行うことにする。司法書士の記述式の対策もしなければならないが、まずは司法書士の短答問題を解けるようになってから考えようと思う。

 

                                     以上

今後の勉強方針④(具体的な勉強方法)

 次は、より具体的な勉強の方法論について、考えたことを書きちらそうと思う。

 私は今まで何冊か勉強法の本を読んできたが、それを通じて得た教訓は以下の通りである。

  1. 最初に問題を解き、解説を読む(1問解いてすぐ解説を見るのではなく、ある程度の問題数をこなしてからの方が良いらしい)
  2. 知識がなければ解けないので、必要な知識が足りなかったら、その知識をインプットする
  3. インプットが終わり次第すぐ、改めて問題を解いてみる
  4. 解答を見て、もし間違えた個所があるならば、なぜその個所を間違えたのか自問自答する
  5. 毎晩寝る前、「今日はどんな問題を解いて、どう間違えたか」を思い出しながら床に就く

 以上が基本的なルーティーンとなる。なお、重問1周目の段階では、型に当てはめ、論理の流れが解答と一致しているかどうかだけを確認し、2周目以降は実際に論証を書いてみることにする。

 なお、論証の暗記方法については、いわゆるメモリーアスリートが利用している「場所法」や「数字変換法」を適宜活用していきたいと考えている(わからなかったらググってね)。

 もっとも、場所法は最初に記憶するためだけのツールであり、慣れてきたら場所法を使わずとも記憶から引き出すことができるようになると思うが。

 余談だが、メモリーアスリートは数万~数十万円するセミナーで独自の記憶術を教えているようだが、その体験談等を読んでも、司法試験に合格しました!というものはないため、私が場所法をフル活用して論証を記憶することができるようになれば、記憶術の元祖、渡辺先生以来となるのではないか。そうなったら、私もウン十万するセミナーを開いて司法試験受験生に記憶術を教えようかな。

 

                                    以上

今後の勉強方針③

 さて、今後の勉強における使用教材や予備校だが、基本的には独学ベースで行う。論文の型についてはBEXAの2万円くらいの講義がとても良さそうなので、その講義で身に着けようと思う。

 そして、論文の問題集は基本的にはアガルートの重要問題集(今後重問と呼ぶ)を使用する。論証集も、重問とリンクしているアガルートの論証集を利用する。

 選択科目は私がサラリーマンであるため、親和性の高い労働法を予定している。こちらは予備校の講義を受講する予定はないため、評判の良い「事例演習労働法」を利用する。1周読んだことがあるが、わかりやすく、かつ丁寧に書くべきポイントや復習ポイントをまとめてくれているため、良い教材だと思う。

 問題を解く中で分からない点が出てきたら、適宜基本書や予備校の教材を参照する。メインで使うのは、これもアガルートの総合講義300のテキストだが、必要に応じて学者先生の基本書も利用する。現時点で持っている基本書は、芦部憲法、水町先生の労働法、リーガルクエス会社法だけだが、今後場合によっては追加購入も検討する。

 残るは答練だが、現段階ではまだ受講する予定はない。なんといっても費用がかかる。本気で受かりたいのに費用が云々と言っている場合ではないのかもしれないが、辰巳や伊藤塾の答練はウン十万もするため、とても手が出せない。

 したがって、まずは自分で全ての科目について答案を書けるようになることを第一の目標とし、ある程度書けるようになったら、第二の目標として実際の予備試験の過去問を解いてみる。そして、自分の回答と優秀答案の回答を比較し、自分に足りていない点を補っていく。優秀答案については、辰巳のぶんせき本を参照する。

 そして、自分なりにそれなりの答案が書けるようになったという実感が出てきた時点で、答練に申し込む。ある程度の実績があり、10万円程度で受けられる予備校を今後探そうと思う。

 

                                    以上

今後の勉強方針②

 突然だが、私は基本書の通読がとても苦手である。行政書士は一冊だったからいやいやながらも読むことができたが、学者先生の書いた基本書は表現が難解で嫌いである。若手の先生の書いたいわゆる「予備校本」のような本であっても、量が多いことには変わりないため、できれば読みたくない。

 私の目的は予備試験に合格することであり、難解な学説を勉強することではない。行為無価値か結果無価値かなんてどうでもいいのである。構成要件は違法有責行為類型であり、構成要件の段階で故意を取り込んでしまえばいいのである。

 それに気づかなかった私は、今年の短答式試験が終わった後、アガルートの総合講義300を聞き、その膨大なボリュームと、工藤先生の説明する難しい法律論に圧倒されてしまった。(ちなみに、工藤先生は試験に出ないところは「無視してもよい」とおっしゃるのだが、私はわからないことがあると、ずっとそこで悶々としてしまうタイプだ)。

 しかし、最近割り切ることにした。私にとって必要なことは、予備試験合格に必要な知識であり、それ以外の知識は「現段階では」いらんのだ。

 そこで、具体的に以下のようなプロセスで論文の勉強をしていく。

  1. 各科目の論文の書き方の「型」を身に着ける。
  2. 問題を分解し、「型」に当てはめ、論点を抽出(1周目)
  3. 「型」に当てはめた後、論証を書く(2周目)
  4. 論証は、予備校の論証集を丸暗記する。
  5. 予備校の論証集で分からないことが出てきたときに、基本書やテキストを辞書的な感じで使う。
  6. 「型」に当てはめ、論証をしたうえで、丁寧なあてはめを行う(3周目以降)

 以上の手順で勉強を進めていく。

所信表明と今後の勉強方針①

 予備試験の論文式試験の結果が発表された。私は昨年の11月中旬から本格的に勉強をしたが(行政書士の勉強は10月から開始)、残念ながら短答式の時点であと2点足りず、論文式試験に進めなかった。

 今年の短答式の時点では、勉強を開始して6か月ということで、圧倒的に準備が足りなかった。仮に短答式に受かっていても、論文突破はできなかったであろう。

 さて、来年が本当の挑戦なわけだが、去年から現在までにかけての勉強方法のままでは受からない。というのも、まったくと言っていいほど論文を書く練習をしてこなかったからだ。最近某予備校の実務基礎の答練をやってわかったのだが、実務基礎でさえ書くことに悩み、時間内に解き終えることができない。こんな有様ではとても来年の論文試験を突破することはできない。

 そこで、これからはアウトプット中心の勉強を開始する。アウトプット中心の勉強をせよと各予備校は決まり文句のように言うが、それが真の意味で分かったのはつい最近だ。論文試験の問題と解答例を眺めるだけでは、答案を書けるようにはならない。

自分で答案構成を考え、論点を抽出し、あてはめをして、初めて答案が書けるようになるのだ。私はつい最近までそれをしてこなかった。

 そこで、これから先は、毎日論文の勉強(実際に手を動かして書いてみる)を行う。

もちろん、短答式試験後ろくに勉強してこなかったため、抜けている知識はあるが、知識が抜けているところや、書けない論点については適宜予備校の論証集やテキストを参照しながら埋めていこうと思う。このブログは日々の勉強の記録と、私の勉強方法でいかなる結果が出るのかの実験記録のために利用する。

絶対に受かる。受かるべくして受かるのだ。33歳でも若いやつには負けないのだ。

 

                                     以上