今後の勉強方針②
突然だが、私は基本書の通読がとても苦手である。行政書士は一冊だったからいやいやながらも読むことができたが、学者先生の書いた基本書は表現が難解で嫌いである。若手の先生の書いたいわゆる「予備校本」のような本であっても、量が多いことには変わりないため、できれば読みたくない。
私の目的は予備試験に合格することであり、難解な学説を勉強することではない。行為無価値か結果無価値かなんてどうでもいいのである。構成要件は違法有責行為類型であり、構成要件の段階で故意を取り込んでしまえばいいのである。
それに気づかなかった私は、今年の短答式試験が終わった後、アガルートの総合講義300を聞き、その膨大なボリュームと、工藤先生の説明する難しい法律論に圧倒されてしまった。(ちなみに、工藤先生は試験に出ないところは「無視してもよい」とおっしゃるのだが、私はわからないことがあると、ずっとそこで悶々としてしまうタイプだ)。
しかし、最近割り切ることにした。私にとって必要なことは、予備試験合格に必要な知識であり、それ以外の知識は「現段階では」いらんのだ。
そこで、具体的に以下のようなプロセスで論文の勉強をしていく。
- 各科目の論文の書き方の「型」を身に着ける。
- 問題を分解し、「型」に当てはめ、論点を抽出(1周目)
- 「型」に当てはめた後、論証を書く(2周目)
- 論証は、予備校の論証集を丸暗記する。
- 予備校の論証集で分からないことが出てきたときに、基本書やテキストを辞書的な感じで使う。
- 「型」に当てはめ、論証をしたうえで、丁寧なあてはめを行う(3周目以降)
以上の手順で勉強を進めていく。